2012年04月

2012年04月29日

お一人さま

今日は、弓道の四段審査でした。
私の住んでいる地域での四段審査は
厳冬期と残暑厳しい時期で、どちらも
和服で引くにはすごく厳しい状況なので、
遠いけど気候のいい時期に開催される
審査会場へ初めて行ってみました。

遠いので、朝6時出発。
練習仲間で行く人はナシ。私一人。
おひとりさまです。
私はおひとりさまは平気なほうなので、
のんびり、日帰りドライブ気分で会場へ
向かいました。

初めて行った今回の審査会場は、ビル
のような体育館の屋上にある弓道場。
今まで見たことの無いタイプの、変わった
造りでした。
うわさに聞いていたよりも引きやすか
ったです。

今回は学科の準備もあまりする暇が
無かったのですが、2月に受審したときの
知識の残りカスがまだ脳に残っていたのか、
さあっと教本を読み返しただけでも何とか
2問の問題に答えることが出来ました。

四段は一番最後なので、出番は16時過ぎ。
朝8時から待って、やっと出番です。

今回は、先日の呼吸に関する記事で、みぃさん
からアドバイスいただいたことを元に、道場
内へ入る時から、呼吸を意識的にコントロール
する事にしました。
控えで待っているときも、一定のリズムでゆっくり
とした呼吸を心がけました。

そのおかげか、息が上に詰まって、引き分けて
こられないというような今までの審査や試合で
困ったような事態にはなりませんでした。
もちろん緊張はしたんですけど、体がいうことを
聞かないほどにはならずに済みました。

ですが、結果は
×(10時)
×(12時)

的中せず、不合格でした。
甲矢は、離れを躊躇してしまいました。
乙矢は、もうどうなっても良いからとにかく
躊躇せず離れました。(でも、後から講評
聞いたら、変な離れだったらしい)

結果は不合格でしたが、呼吸の仕方で
身体的な緊張に対応できるのが分かった
ので、収穫のある審査でした。
どうも私は、審査や試合だと、より丁寧に
引こうとしすぎて、八節の途中でいちいち
整えながら引きたがるみたいで、流れが
止まってしまうのがいけないようです。

途中がそんな風では、最後に良い離れが
出るわけ無いですね。
昨日の記事にあるように、審査2日くらい前
からそういうおかしな気負いが出てきて自爆
してしまうので、精神面もなんとかしないと・・・。
本当にヘタレで困ります。

一人で参加した審査でしたが、ここのところ
あちこちの大会へ出て、場慣れするように
してきたので、そういう大会で知り合いに
なった方がたくさんいて、色々情報交換
したり、励ましてくださったり、長い一日も
楽しく過ごせました。



drecom_yururi_n at 22:38|PermalinkComments(4)TrackBack(0)弓道 

2012年04月28日

むう~~~・・・・。。。。

明日は弓道の四段審査です。
今まで、審査の前というと、対審査用の
練習を、審査を受ける人同士で本番さながらに
行い、万全を期して当日を迎えるというのが
普通でした。

今週は、ホーム道場で練習できない事情が
あり、いつものような練習が全くできませんでした。
それでも、なんとか練習時間を確保すべく、他の
道場の方々にも協力いただいて、少しですが
練習ができました。

でも、昨日・今日と、審査が近づいてくるに
つれて調子は急降下・・・。
矢所も急降下(苦笑)
下ばっかり。

いくらなんでも、こんなに下に行くなんて、これは
仕掛けがおかしいのかもしれないと、よく点検
してみたけど、仕掛けは正常。
おかしいのは私の方です。

引いていても、全然弓力を身体で受けている
感じが無いし、でもその割にはグイッと引き分け
られている感じがする・・・。
足踏みも胴作りも、ちっとも安定しなくて、まっすぐ
立っているとは思えない不安定さ。

試合だ審査だと張り切ると、決まってこの悪い
形になってしまいます。
ちょっと前まで、もうちょっとカッチリと胴造りが
出来てた気がするのに・・・。
あの感覚を忘れないようにと噛みしめながら
練習してたのにな~。昨日今日と、どうしても
できない。
あれはどこへいっちゃったんでしょうか。

これは練習時間が少ないとか、いつもの
環境で練習できなかったとか、そんな言い
訳で済むことではないです。
完全に、審査前ということでビビッてます。
どうやって引いていたのか全然分からなく
なってしまいました。

何本も、「暴発したらどうしよう」「この引き
方で大丈夫か?」と、マイナス思考が沸いて
どうしようもない射がありました。
う~ん、弱すぎだぞ。私(苦笑)

明日はどうなるか分からないけど、
とりあえず引いてきます。



drecom_yururi_n at 22:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)弓道 

2012年04月27日

毎年恒例の

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毎年、GW前の頃に綺麗に咲く、しだれ桜の
巨木。
今年も綺麗に咲きました。
でも、写真を撮りにいくのがちょっと遅かった
ので、下の方は葉桜で、ハラハラと桜吹雪でした。
このころになると、この桜は花びらが少しグレー
のような色になります。
ちょっとだけ、有名な薄墨桜みたい?


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右側の2階建て家屋と比べると、でっかいですね~。
いつも前を通るのですが、いつ見てもデカイ
です。あたりまえだけど(笑)

風に吹かれるたびに大きな枝がゆらーり
ゆらーりと揺れて、花びらが舞います。
とても優雅な風景でした。





drecom_yururi_n at 23:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)庭・植物 

2012年04月25日

石室千体仏

私の職場がある恵那市岩村町で、現在
7年に一度という珍しい行事が行われています。

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「石室千体仏」(いしむろせんたいぶつ)。
その名の通り、石の部屋に千の仏像が入って
いて、その御開帳が7年に一度なのです。
4月22日から5月6日まで、石室の重い岩の
戸が開かれ、仏様を拝む事ができます。
御開帳が終わって岩戸が閉められるまで、
地元の方々が24時間体制で仏様を守っています。

目印は岩村町の、国道257と国道363の交わる
「一色」交差点の北側すぐにあるゲート。(上の画像)
今年は、稚児行列もあり、このゲートも今までに
無い盛大な飾り付けになっています。


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ゲートの中と、向かいに駐車場があります。
駐車場から見た千体仏。
中央上の高いところに建物が見えますが、
あれが千体仏の石室が収められているお堂です。
結構坂がきついですが、この坂道、もともとは
獣道みたいな細いところだったのを、ここ2週間
くらいで広い遊歩道に整備されました。

↑画面上を横切る白いものは白いサラシで、
「善の綱」と呼ばれます。
綱の始まりは千体仏で、そこから一度も途切れる
ことなく、繋ぎ合わせた善の綱が岩村の町へと延び、
家々の軒を渡り、仏様のご利益を町へと運びます。
道路の上も、線路の下も、途切れることなく渡して
あるんですよ。

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善の綱と、たくさんの幟の中を上がっていきます。
結構きついですよ~。
貸し杖や、手すり、途中に3箇所くらい竹で
作ったベンチがありました。
高齢の方にはかなりツライと思われますので、
色々と地元の方が工夫をされているのが感じ
られます。
中腹に五平餅の屋台(午前中で売り切れ)、
頂上近くにお土産屋のテントがあります。


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頂上のお堂。
葉桜に青空。幟がはためいて綺麗です。
夜は提灯が点って、それもまた美しいです。


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お参りをして、お堂の中へ。
これが「石室」です。
2m×2m×2mくらいかなぁ~?
分厚い石の板で組まれた石の箱です。
手前の一部だけ開けられるようになっていて、
厚さ15センチはあろうかという石の扉が
外されて、中が見られるようになっています。
横っちょから中を拝見・・・。

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これが千体仏です(撮影OKでした)。
金色の小さな仏様がびっしり!
全て同じように見えますが、よく見ると大きさ、
服装、表情などが微妙に違っています。

3百数十年前、岩村城のお殿様が、領地と領民の
安泰繁栄を祈願して作ったものだそうです。
地中には写経千巻が埋められていて、「経塚」と
呼ばれるものの一種だそうです。

真ん中の大きな仏様の右手から、5色の糸が
出ていますが、これが石室の外でサラシの
「善の綱」につながり、町までずっと続いて
いるのです。


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千体仏の場所からは、岩村の町が一望。
今、やっと桜が満開です。

真正面の山の上には、千体仏が作られた
時代には岩村城があったはずです。
お城と町を見守ってもらうべく、お殿様は
この場所を選んだんでしょうね。

7年に1度の千体仏、GWのドライブにいかが
ですか??











drecom_yururi_n at 23:43|PermalinkComments(4)TrackBack(0)お出かけ 

2012年04月22日

そういうこと?

今週は、偶然ですが連日体配の練習
をする機会が続き、かな~り疲れました。

最終日の今日は特にみっちり、講師に
称号者の先生をお迎えして1日中の
講習でした。

最初の礼射一手は、なんとか束中でき
ましたが、やっぱり乙矢は会で躊躇して、
離しにいったような感じになってしまいました。
矢所は甲矢は真ん中少し上、乙矢は
ギリッギリ3時、的枠破壊。

その後、講師の先生から、緊張感について
の講話がありました。
審査や試合や射礼で、緊張しないわけは
無いので、緊張の中で、平常とは違う自分を
ちゃんと持つようにとのことでした。

私がよく思う、「緊張していても、いつも
どおりでいなければ」というのは、先生が
仰るにはどんな人でもまず無理なので、
緊張を打ち消すのではなく、「緊張している
自分」というのを認識することが大事だとの
ことでした。
いくら知らん顔しようとしたって、緊張から
は逃れられないのだから、緊張というものを
味わう中で引くしか仕方ないんですね。

そして、私がよく陥る「呼吸が胸に詰まって
しまって苦しくなって、まともに引けない」と
いう状況は、息合いの使い方がなってない
からというお話もありました。

息合いというものは、ただ単なる呼吸では
ないことは、教本にも書いてあるし、いつも
指導されることでもありますが、動作と息
合いを一致させる事に気を配る事で精神的に
緊張から心を逸らす役目もあるという感じは
今までも感じていました。

でも、いざ射位に立って、打ち起こすと、
そこから一気に苦しくなります。
一手の乙矢、四つ矢の最後の一本なんか
は、私はもう酸欠みたいになっています。

今回、先生は息合いは呼吸でもあるという
ことも話されました。
呼吸が詰まったり、浅く速くなっては、実際に
脳や筋肉が酸欠になって、精神面だけ
でなく、本当に体が苦しくなってくるんですね。
だから、八節の中での息合いだけでなく、
歩行、立ち座り、開き足など全てを息合いで
行い、止まっているときも、一時も息合いを
おろそかにしないということが、肉体にも作用
すると仰っていました。

これは私も最近「そういうことかも?」と思い始
めたことでした。
自分が立つ間合いが来るまで射位で「き坐」
して待っている時は何も動作が無いので
フツーに呼吸しがちだったのですが、緊張
する場ではこの時にフツーの呼吸が出来ず、
浅く早くなってしまい、次に立つときには身体
的に本当に酸欠になっているのではない
かと思い始めていたのです。

気合だけの問題ではなく、本当に肉体的に
無理がかかっているんじゃないかと。
それで、最近は「き坐」の間も意識して
自分でコントロールしたテンポと深さで
呼吸をするようにしてみました。

そうしたら、ここ数日の少し緊張する場面でも、
緊張はするけど、体が言うことを聞かずに
とんでもない射が出るということはほぼ
無くなってきていました。

今日も、躊躇する射は出てしまいましたが、
手が震えるほど緊張しても、体がガチガチで
引いてこれないという以前のようなことは
無くて、そこそこ引けました。

ちょっとは問題解決の糸口が見つかりかけて
いる感じがしますが、これに安心しては気が
緩んで止まった射になってしまうので、要注意
ですね。あくまでも緊張感は持ったまま、張り
合い続けないと・・・。

内容がいっぱいで、すごく勉強になる講習会
で、本当に参加して良かったです。

明日は練習できないので、帰宅してから
4日間着っぱなしだった着物と襦袢と襷を
洗いました。
着物と襷を洗ったぬるま湯が、お吸い物
くらいの色になってた・・・Σ( ̄ロ ̄|||)
これってなに汁??
私から出たダシ??
いやいや、ギリ粉の汚れということにして
おいて下さい(笑)

さてさて、審査前のこれから一週間、ちょっと
事情があって、練習があまりできません。
道場をつまみ出されたわけではないですよ(笑)
なんとかして少ない矢数でも練習場所と時間を
確保したいと思いますが、どうなるかなぁ~。



drecom_yururi_n at 22:00|PermalinkComments(6)TrackBack(0)弓道 
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