2009年11月21日

img_17060002.jpg

襷入れを作ってみました。

襷・・・・・・

・・・・・読めます?「襷」。


「たすき」と読みます。
旅館の仲居さんなどが、お料理の配膳のときに両肩に回して
かけている、あの細長い布のことですね。
リレーや駅伝のより、もうちょっと長いやつです。


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弓道で、いわゆる弓道着(白い筒袖)の上着ではなく、和服
を着て弓を引くときに、着物の袂(たもと)が動きを妨げない
ように、女性は白い襷をかけて袂を留めて弓を引きます。
男性は左肩を片肌脱いで、袴に挟んで留めて引きます。

和服を着て受ける審査は四段以上で、今の私では到底まだまだ
四段を受けるのは恥ずかしいのですが、新年の初射会では、お
正月のおめかしに、参段以下でも和服を着て引いても良いので、
襷の練習をしようと思いました。和服は先月購入して弓用に改造
したのを着て。

なぜ練習が要るかというと、襷をかける手順が「襷さばき」と
して定められた動作にのっとって行わなければならず、それが
けっこう難しいからです。
両膝を床について、かかとにお尻を軽く乗せた姿勢で、弓と矢
を左腿の上に交差させて重ねて組み、バランスをとって乗せた
まま、手を離して襷をかけます。

弓と矢なしで襷だけの動作は大体覚えて行きましたが、
和服を着た上に弓と矢があると、とんでもなく難しかったです・・・。
まず、弓と矢が左腿から滑り落ちる~~~~!
腕を動かした拍子に、袂が弓矢に触れて、組んだのがずれて
腿から落ちてしまいます。
弓矢の組み方が悪いし、腕の動かし方が悪いし、座る姿勢の
バランスも悪いのだと思います。

結局、10回くらいやってみて、2回しか弓矢を落とさずにでき
ませんでした・・・・。足がつりそう・・・・・(--;)
色々な角度で組んでみたけど、どうしても弓矢が落ちてしまう。
なにかが違うんでしょうね。左腿の位置が悪いのかなぁ~。

弓道をしていない方には「襷さばき」ってどんなんやねん?って
感じだと思いますので、動画サイト「youtube」で「納射(上)」と
検索してみてください。どこかの先生が襷さばきをしておられる
動画が見られます。パッと見、簡単そうに見えますよ。

和服を着て引いてみて分かったことが一つありました。
肩がわずかに詰まっている、ということです。
自分では肩で力まないよう、ちゃんと肩を落として引いている
つもりで、鏡で見てもそんなに肩が詰まったように見えないの
ですが、和服で引いてみたら、襟が首に押し付けられる感じの
時があって、「あ、肩が上がってる」とすごくよくわかりました。
普段の胴着よりも襟が高くて硬いので、分かりやすかったんだと
思います。

打ち起しと大三の時にそうなってしまって、自分の力みが
本当によく分かりました。
ここで一息吐いて肩を下げるのは基本中の基本なのですが、おろ
そかになっていました。

もう一つ分かったことがありました。
3900円の着物でも充分だということ。(笑)



at 19:49│Comments(0)TrackBack(0)弓道 

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