2014年09月04日

夏のレジャー モンキーセンター編・その1

美濃歌舞伎公演の翌日は、愛知県の犬山市にある
日本モンキーセンターへ行くことになりました。

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20年くらい前に一度来たきりで、記憶も定かでない
ので、初めての訪問のような新鮮さ。
ほぼ、猿ばかりの動物園です。
ここ何年かで、行動展示を増やして、かなり
面白さがましているそうなので、期待大です。

ここは、学習できるチンパンジー「アイ」の研究で
有名な京都大学霊長類研究所と同じところに
あるので、色々と一般向けの学術的な催し物も
多いようで、研究者目線からの展示や説明も期待
できそうです。

入り口で、係員の人が「今、チンパンジーの赤ちゃん
が見られますので、是非どうぞ」と教えてくれたので、
まずは敷地の一番奥にあるアフリカゾーンのチン
パンジー舎へ向かうことにしました。

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動物好きの3名、他の猿には目もくれずに
チンパンジー舎に向かう・・・などという事は
到底無理で、寄り道に次ぐ寄り道。
ちょうど開園すぐで猿達の朝ごはんの時間。
餌を与えている飼育員さんに色々聞くことも
出来て、ラッキーでした。

このマンドリルは、群れでいじめられてしまって、
一緒に生活することができず、ここで1頭で飼育
されているそうです。
手渡しで「アーン」と餌をもらうあたり、やはり
甘えん坊で気が弱いのかな??
犬の社会と一緒で、一度群れから脱落すると、
なかなか戻るのは難しいそうです。

オリの中で一家が暮らしている猿のところでは、
いきなり喧嘩が始まり、飼育員さんが「上の
息子が生意気になってきて、お父さんに叱られ
てるところです。小さいほうの弟にはお父さんも
甘いんですが、大きいお兄ちゃんには厳しいですね」
とのこと。
人間の家族とよく似てますね(笑)

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ちょっと移動すると、また面白い猿がいたりして、
いちいち寄り道。
見過ごすにはもったいないくらい、全ての猿が
面白いです。
画像は、まだ子供の猿。
人間の子供でいうと小学生くらいの雰囲気です。
なんにでも興味しんしん。向こうもヒトにちょっかい
出してみたいようで、金網にくっついてこっちを
見ています。


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次に寄り道したのは「WAOランド」。
ワオキツネザルが放し飼いの施設です。
お堀に囲まれた島が、ワオキツネザルの島に
なっていて、水の苦手なワオキツネザルは
泳いで逃げたりしないという設計。
人が島へ渡る橋は、2重扉になっています。
島では、ワオキツネザルとヒトの間には柵や
オリは無し。
遊歩道を歩きながら、猿を直接観察できます。

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わお!!いっぱいいるいる~~!
すごく仲間同士で仲の良い猿らしく、まるで
ネコ団子みたいにくっついてます。
この中に何頭いるのかな??
ヒヒとかニホンザルのような猿に比べると、
ずいぶん無口で、リスとかイタチに近いような
雰囲気。


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こんな距離感!!
ヒトは遊歩道から出てはいけないし、ヒトの方から
猿を触るのはNGなんですが、サルは島内は自由
に歩き回れるし、猿からヒトにちょっかい出しても
良いというルール。
囲いなどで猿の方の動きを制限して展示するの
が一般的な動物園ですが、この島はまるで
正反対。
猿の日常に、ヒトがお邪魔しま~~すという感じ。

中には、靴をかじったり、ストラップをひっぱっ
たりするイタズラ猿もいました。
私の頭スレスレを、風のようにヒョン!と飛び
越えて行ったりしてました。
これは、一日いても飽きないかも。

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暑いので、扇風機が設置されていて、多くの
ワオキツネザルが扇風機の前の地面でマッタリ
していましたが、そのうち一頭が扇風機の
後ろにペタッとくっついて、風を独り占めして
いるつもりなのか、ドヤ顔してました。
風の来ない側にくっついていることは、気づいて
いない様子で、とても満足してるみたい(苦笑)

一度に出ているのは20頭くらいなんですが、全て
名前があるそうで、飼育員さんは見て識別できる
みたいです。
あまりにヒトに慣れてしまって、本来の習性が無く
なってはいけないので、2グループの猿を何日か
交代で出していて、ヒト慣れを防いでいるそうです。

いかんいかん、チンパンジー親子を見なければ!
後ろ髪引かれまくりでチンパンジー舎へ。

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森のようですが、ここがチンパンジー舎。
地面の見えているところが全然ない。
2階建ての家より高いような本物の木々が
植えられていて、鬱蒼としています。
この中に親子チンパンジーがいるのか・・・・・?
パッと見、一体どこに何頭いるのか、さっぱり
見えません。
普通の動物園だと、こういう展示場は芝生とか
岩があったりするくらいで、猿は丸見えですが、
本来の住処に近づけると、こうなるんでしょうね。
高い木にも登ったりするのかな~。
色々な行動が見られそうで、良い展示ですね。

でも、木がありすぎて全然姿が見えないので、
室内のチンパンジー舎へ。飼育員さんが掃除中でした。
ということは、やはり本猿たちは外なんだ~。。。
室内の展示室の前には、チンパンジーが枝で
アリの巣のアリを捕獲するのをやってみよう!!
という装置がありました。
中が見えない穴に合わせて枝に見立てた針金
を曲げたりして、奥のアリに届くようにする、という
ものです。
ちゃんと、針金の先に磁石で作り物のアリがくっついて
くるようになってました。
なかなか上手く穴に通らなくて、けっこう難しそう。

ウロウロしてたら、チンパンジーの大きな声が!
再び外に回ると・・・・・

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茂みの奥から、赤ちゃんを抱いたお母さん
チンパンジーとお父さんが出てきました!!
お父さんは、人が一杯いるところまでくると、
後足で立ち上がって身体を揺すり、お客さんが
沸くと、またやって見せてました。
良いネタ持ってますな~~~(笑)
カカア天下の夫婦なのか、奥さんの後を
お父さんがついて歩いてる雰囲気。

何度か、こちらに見えるところを歩いてくれて、
その後また森の中へ消えていきました。


                    ・・・その2につづく



drecom_yururi_n at 23:57│Comments(2)TrackBack(0)お出かけ | 動物

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この記事へのコメント

1. Posted by ミュート   2014年09月05日 09:11
東海地方に遠征にいったら行きたいところの一つに、モンキーセンターがあります!!
毎回弾丸移動なので、観光する時間的余裕がまったくないんですよ(泣)

群れや家族の動きを見ていると、本当にあきないですよね♪
ワオキツネザルに触れ合えるようにした展示のはしりはたしかモンキーセンターだったと記憶してます。
いっぱいちょっかい出してほしいんですけどぉ(笑)

もう、次の記事が気になって気になってしょうがないです。
楽しみにしてますね♪
2. Posted by ゆるりん   2014年09月05日 20:29
ミュートさん
動物好き、しかもマニアックな部分が好きな方には
オススメの施設だと思います。
猿の分類による違いや、体の構造のことなど、ちゃんと
学術的な説明が書かれているところもあって、
ただ猿を集めて見せるだけではなかったです。
一つ一つ見ていたら、1日あっても足りなさそう
なので、是非たっぷりと時間をとって行ってみてください。
夏だったら、モンキーセンターの後、夜は近くの
木曽川で鵜飼いもあります。
そちらもオススメです~。

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