2015年12月31日
年末博多紀行その1
年の瀬も迫った12月後半、九州は博多へ行ってきました。
今まで、九州といえば宮崎県には行ったことがあるけど、
福岡、大分、熊本は車で通過したことがあるのみ。
今回は飛行機でビューンとひとっ飛び。
わずか1時間程度で福岡空港へ着いちゃいました。
はや~い!!
最近増えている格安航空会社でしたが、機体やサービスに
ついても特に気になる点はなく、快適でした。
福岡空港は、博多区などのある都市部の福岡市街とは
地下鉄直結でわずか5分という、ものすごく便利な
空港でした。到着から1時間ほど後には、ホテルに荷物も
預けて福岡街歩きにGO!
早速とんこつラーメンの昼食をとり、本場の味を満喫。
確かに、東海地方の「とんこつラーメン」というお店とは
濃度が違うとんこつでした。
いつも、旅行というと、下調べをたくさんして、時間を
有効に使ってめいっぱい楽しむのですが、今回は
準備期間がなくて、ほぼノープラン。
まずは、地元ではなかなか見られない、矢を作って
いる職人さんのところへ行ってみることにしました。
と、その途中で立派な庭園のある建物を発見。
門構えも雰囲気あります。
左側に見えている土塀が、古い瓦を埋め込んだ、
変わった造りですね。
門のところにある説明看板には明治の頃に豪商が
建てた別荘との説明が。
中を見学できるみたいなので、ちょっと寄り道。。。
池泉回遊式庭園「楽水園」
中へ入ると、立派な茶室と茶庭。
庭の手水鉢のところには水琴窟があって、
柄杓で水を注ぐと、いい音がしました。
茶室では茶道の御点前の最中だったので、
そ~~っと茶庭から脱出(笑)
茶庭の外は、大きな池の周りを回遊する庭園
になっており、石橋や滝もあって素敵な庭園
でした。
池には錦鯉が悠々と泳いでいて、つい腰を
下ろしてマッタリしてしまいました・・・・
なんて、のんびりしている暇は本当は無いので、
楽水園を後にして、矢の職人さんのところへ。。
職人さんの工房は、お店というよりも民家の1階
に作業場があるという感じで、作業途中の矢や、
矢になる前の竹がたくさん並んでいました。
出来上がっている竹矢もいっぱい。
こんなにたくさんの竹矢は見たことがなくて目が
キョロキョロ。
箆の加工も、見たこともないような細工のものもあり、
とても面白かったです。
いつかは自分に合わせた竹矢が欲しいなと
思っているのですが、今はまだ自分にどういう
矢が合うのか、重さや箆張りが、まだ掴みきれて
いないので、今日は見るだけなんだけど・・・。
たくさんの矢の中に、私に合いそうかもと思える
ものが一組あり、本当に心が揺れました・・・・(> <;)
お値段もお値段だけに。。。。
今日は買って帰れないんですがと話したのですが、
お店の方は色々と質問にも答えてくれて、たくさんの
矢を見せてくれました。
目の肥えていない私が見ても、ここの矢は高段位の
先生方がお持ちの矢ぐらいの高い品質。
私なんぞが持ったら、目立って仕方がないこと間違い
なしです。
まだ私には分不相応。竹矢のことが分かっていない
者が使ってはもったいない矢だと思いました。
でも、いつかはこういう矢が似合う弓引きになりたい。
もうちょっと修行してから、電話でお願いしようかな。
今日買えなくても、こういう矢を作っているところだと
分かってお願いできるので、見に来て良かったです。
職人さんの所を後にして、再び街へ。
クリスマス前だったので、博多の繁華街はイルミネー
ションでいっぱいでした。
ドイツのようなクリスマスマーケットも開かれていて、
すごい賑わい。
デパートや商業施設は、どこもイルミネーションが
名古屋とは桁違いなスケールでした。
九州はイルミネーション好きな街なのかな?
デパ地下でお土産を買ったりしていたら、あっと
いう間に夜に。。。
夕食は、博多名物、モツ鍋!
モツ鍋って初めてだったんですけど、塩味なのに
甘みもあって、特上のモツもぷりぷりで、すごく
美味しかったです。
鍋のほかにも博多名物の辛子明太子や、
↑謎の食べ物「おきゅうと」(海草から作った、ところてん
みたいなものらしい)
など、博多名物を味わいました。
さ、ここからは博多の夜を楽しもう!屋台へ行こう~!と
意気込んだのですが、生憎の雨で屋台はほとんど
出ておらず(泣)
屋台を探して、博多の町をさまよう・・・・。
やっと3軒だけ営業しているエリアを発見。
しかし、全員が博多初心者のため、なかなか
入りづらい。。。。
思い切って入ってみると、常連さんばかり
みたいで皆さん静かに飲んでいる雰囲気。
とりあえず飲み物を頼んで乾杯。
そこへ、2人組の方が「空いてる?」と顔を
のぞかせましたが、あいにく、今私達が座った
ので満席に・・・。
座れても、屋台ですから、定員は10人くらい
なんですね。
そのお客さんが去ってほんの少しで、お客さんが
少し帰って、席が空きました。
さっきの2人を探すと、ちょっと向こうの歩道で
信号待ち中。
走っていって「今、2人分空きましたよ!」と声を
かけました。
「え?ラッキー!ありがとうございます!」と2人
が戻ってきて、そこから常連さんとのトークが
広がって、とても楽しい屋台体験ができました。
名古屋にも、昔は屋台街があったのですが、もう
ずっと前に条例で廃止になってしまって、屋台と
言えばドラマでしか見たことがなく、こういう世界は
初めてです。
私達以外は皆常連さんだったみたいで、お客さん
がビールの空いたビンを片付けたり、色々と面白い
屋台ルールがあるみたい。
小さな屋台の厨房から、色んな料理が次々と出て
きます。
ここでも、博多名物の餃子や、「かなぎ」という魚などを
食べて、一杯飲んで、楽しい時間を過ごせました。
外は雨でも、分厚いビニールのカーテンで囲まれた
屋台は、快適に飲めました。
さあ、今日はハシゴだ~~!と、再び繁華街へ。
一人が日本酒バーを下調べしてあったので、行って
みたら、なんと急なお休み(涙)
周辺でどこかよさげな店は。。。と、目に留まったのが
「○○小路」とでも名前がついていそうな、幅2mくらいの
ほそ~~~い路地。ビルの谷間みたいなところです。
路地の入り口にはアーチ上の看板があり、そこに
路地内の店名が並んで書かれていました。
う~~ん、昭和の空気。
観光客の来るところではないな~。
そこの一番奥に「燻製バー」なる店を発見。
昭和の路地の奥にしては、ヨーロッパのバルみたいな
雰囲気のお店です。
お酒もたくさんありそうなので、入ってみることにしました。
入ると、渋い木製のカウンター。
壁にはお酒のビンがビッシリ。
大人の酒場って感じ。
人数が多かったので、二階の席へ案内されたら、
このヨーロピアンな雰囲気の2階に、なんとコタツ席!!
注文は、メモ用紙に書いて、ガチャポンの玉に入れて、
コタツの横の穴から1階の厨房へ落としてくれとのことでした。
なんちゅうシステムだ(笑)
雨で冷えた足に、コタツがありがたい♪
お酒も、和洋ものすごい種類があり、お酒好きな人も
喜んでいました。
燻製の盛り合わせやサラダなどのフードも、とても
美味しくて、偶然の出会いにしては良い店を見つけ
られて良かったです。
今日は、地下鉄やタクシーでホテルまで帰って寝れば
いいので、飲みたい人はしこたま飲んで、私も久々に
ちょっと飲んで、みんなでワイワイとホテルまで帰って
寝オチしました。
普段は飲まないので、こういうのも楽しかったです。
その2に続く・・・。